紫外線ledと日焼けの関係性
紫外線ledと日焼けの仕組みはネイルアートをする人はとくに関心があるものですよね。紫外線ledを使ったネイルアートと、その指先などの日焼けの原因と仕組みについての知識がないと、日焼けの原因となってしまう恐れがあります。まず紫外線の影響の仕組みを知ることから始めて、紫外線ledの良さや悪さについての知識を得ることができます。では、今回は紫外線ledと日焼けの関連性についてご紹介します。
【目次】
紫外線ledと日焼けの関連性その1 紫外線の影響について
紫外線ledと日焼けの関連性その2 紫外線ledとは?
紫外線ledと日焼けの関連性その3 紫外線ledの実用化
紫外線ledと日焼けの関連性その4 紫外線ledと日焼けの現象について
紫外線ledと日焼けの関連性その5 ジェルネイルに使われるライトはどちら?
紫外線ledと日焼けの関連性その1 紫外線の影響について
紫外線にはUVA、UVB、UVCなどがありますが、UVAはお肌の真皮内に入り込み、お肌のはりや弾力に必要なコラーゲンやエラスチンを破壊し、それらの結びつきさえ弱めてしまい、しわやたるみの原因となります。UVBはお肌の表面に影響を与えてしまい、表皮細胞のお生まれ変わりのサイクルを早めることで、角質を厚くする角化異常やメラノサイトを活性化させるので、しみの原因となります。また、しみやしわなどにとどまらず、紫外線の影響は、活性酸素を誘発させますし、皮膚の免疫を低下させますので、お肌トラブルの原因となっています。紫外線は頭皮にも影響を及ぼし、頭皮を傷付けて抜け毛を発生させたり、目の瞳を傷付けて白内障の原因ともなってしまうのです。
紫外線ledと日焼けの関連性その2 紫外線ledとは?
紫外線ledというものは、波長が400nmから10nmの電磁波のことを紫外線ledと呼びます。可視光線よりも短いもので、軟X線よりも長い波長となっています。紫外線ledはこの範囲の波長で、ledとして実現をさせている波長は、250nmから400nmの波長をもつledとなっています。そして、これらのledは紫外線ledと呼ばれています。紫外線ledはまたさらに3つの波長に分かれて区別されています。400nmから350nmの波長の範囲をUVA-ledとされており、350nmから280nmの波長の範囲はUVB-ledとされており、最後に280nmから250nmの波長の範囲をUVC-ledとしており、これらは3つに分かれています。
紫外線ledと日焼けの関連性その3 紫外線ledの実用化
紫外線ledでは、発光材料として窒化物半導体が使われています。GnNやInGaN、AlGaNなどがその材料となっています。これらの物質をサファイア基板の上に層状に結晶して成長させて、紫外線ledの構造としている仕組みとなります。紫外線ledの波長はバンドギャップという禁制帯幅で決まってくるため、波長を変えるためには、発光領域の材料を変える必要性が出てきます。
紫外線ledと日焼けの関連性
その4 紫外線ledと日焼けの現象について
バナナを使った紫外線照射の比較テストは有名です。バナナの皮が黒く変色する原因は、太陽の光などの紫外線です。熟していない緑のバナナは、クロロフィルという色素で、紫外線からバナナ自身を守っていますが、スーパーなどの店頭に売られているバナナは黄色くなっています。黄色になったときには、クロロフィルの作用はなくなっている状態です。その状態で紫外線を照射すると、バナナの細胞は破壊されて黒く変色してしまうのです。紫外線ledを使った実験では、バナナにledを当ててみると、時間の経過による自然な変色があるだけで、紫外線ledによる影響はほぼ見受けられない状態となります。逆に、ハロゲン電球を当ててみたバナナは、かなり黒く変色し、実験の最中も紫外線と熱により、バナナは相当のダメージを受けています。紫外線ledとハロゲンでは、紫外線ledのほうが紫外線をあまり発しない特性があることが分ります。
紫外線ledと日焼けの関連性
その5 ジェルネイルに使われるライトはどちら?
ジェルネイルに通常使用されているライトは、UVライトとledライトがありますが、ledライトの波長により、紫外線ledは400nmなので、紫外線ledライトの良い部分は、波長の範囲が広いため、専用のジェルでも硬化できる可能性が高くなるという特徴が挙げられます。紫外線ledライトでは、375nm程度の波長のものが多く作製されています。400nm以下の波長では、日焼けの可能性があるので、日焼けが気になる人は、400nm以上の可視光線ledライトを選ぶようにすれば良いでしょう。主なジェルネイルキットに付属しているライトは、波長が405nm程度なので、日焼けの可能性は低いです。
紫外線ledは良いところばかりではありませんが、結果的に迷ったときには、日焼けの可能性が高いほうは選ばないことが大切です。日焼けをすると、お肌にもともと備わっている機能が壊れてしまい、最終的に皮膚がんなどのおそれも捨てきれないからです。価格と相談しながら、選びましょう。
まとめ
紫外線ledと日焼けの関連性その1 紫外線の影響について
紫外線ledと日焼けの関連性その2 紫外線ledとは?
紫外線ledと日焼けの関連性その3 紫外線ledの実用化
紫外線ledと日焼けの関連性その4 紫外線ledと日焼けの現象について
紫外線ledと日焼けの関連性その5 ジェルネイルに使われるライトはどちら?